チェリビダッケ指揮 ブルックナー交響曲第8番 リスボン・ライブ 1994年
ブルックナーの交響曲8番が、日経新聞・日曜版の「名作コンシェルジュ」(2022.4.10)で取り上げられた。チェリビダッケのリスボンでのライブは、以前から海賊版のベストセラーだったらしい。今回初めて正規版が発売された。3月15日発売だから、発売後1月ほどで新聞に掲載された。演奏会場のColiseu Lisboa(**)は、客席数4300の巨大な多目的ホールで、録音では残響時間が長く感じられる。ブルックナーは長い休符(ゲネラルパウゼ(所謂ブルックナー休止))が特徴だが、短いゲネラルパウゼだと音が残っているように聞こえる。そのせいもあって、全部で100分(通常は80分超らしい)かかかるスローテンポながら、音楽に推進力が感じられる。聞いていると引き込まれて集中しすぎてしまい、きき終わるとぐったりした。録音が残っていたことに感謝しかない。(CD 2枚組)
Amazon musicで、チェリビダッケ指揮のブルックナー8番は3つ見つかった。
1. 1993年 ミュンヘン(会場 ガスタイク)でのライブ (EMI) 44.1 KHz (CD相当)
2. 1990年10月 サントリーホールでのライブ (Sony) 44.1 KHz (CD相当)
3. 1976年11月 シュツッツガルト リーダーハレでのライブ (Deutsche Grammophon)
44.1 KHz (CD相当)
**Wikipedia(英語版)